昨日6月6日発売の”DAYTONA”誌に弊社が制作したキャップやTシャツ、
ワークシャツ等が6ページも大々的に掲載されております!
今回のカスタム特集の中では最大のページ数を割いていただき、
"RED-MAMUSHI"と"DAYTONA"をモチーフにしたカスタムアイテムをズラリとご紹介。
刺繍パッチ、3D直接刺繍、シルクスクリーンプリント、熱圧着プリント、シューズプリント、デザイン制作と
弊社のほぼ全ての技術を網羅したカタログ的な仕上がりとなっております。
今回はプレイセットプロダクツの中野シロウさんがデザインされた素晴らしいロゴがありましたので、
そのデータを送っていただいて製作開始。
まず着手したのは一番時間のかかる刺繍パンチの制作。
オートパンチ(刺繍データの自動生成)ではまずうまくいかないのはわかりきっていたので
最初からマニュアルパンチで作りました。
当初全ての部分を3Dで制作しようと試みたのですが、実際にやってみるとあまり綺麗ではない上に
口のあたりがなんだか格好悪い。不細工。
なので部分的にウレタンを使用し、細かい部分や口の中など見た目に違和感のある部分をベタ打ちへ変更しました。
毎回3〜4回ぐらいはテストしてから本番に挑むのですが、時間がないからといって仕上がりを犠牲にするようでは意味が無いのでこだわりました。
次にTシャツ作成。
こちらは特に難しいことも無くいつも通りでしたが、背中のデザインはラフをいただいてこちらで制作しましたので
「120」の配置が偏らないように「mg」を文字の中へヌキで入れることでバランスと大きさを確保しました。
フロントとバックでイメージが異ならないようにデザインを合わせていくというのも大事な事で
今回はモータースポーツや元のエナジードリンクのイメージを壊さないようにフォントを選びました。
ものすごく当たり前にやるべきことなのですが、出来ていないデザインは意外に多いもので
お店、会社の看板や社用車に貼ってあるデカールのロゴを見てガックリ来ることも日常的にあります(笑)
次はシューズ。
小型のプレス機と手でプレスをして制作しました。
かなり昔からオールスターへのプリントはやっていて、一時期はなんばパークスのショップで販売していました。
その前は手描きで絵付けしたシューズを売っていたり、後年になって心斎橋の大丸さんの中でスワロフスキーを施行したものを売ったり
実は一番バリエーション豊かに加工したことのある媒体じゃないかと思います。
今回も慣れたもので出来ることと出来ないことが事前に頭に入っていたので打ち合わせの段階からスムーズでした。
ソールのラバー部分ギリギリに加工すると剥離する可能性が高いので少し離して、手作業で丁寧にプリントをしました。
ドイツ製で新型のラバープリントフィルムを使用して、とても綺麗に仕上がりました。
圧着する際に長い時間熱をあてているとラバーが溶けてしまったり、層間剥離を起こして逆に剥がれてしまう事がありますのでそのあたりは
経験と知識と新しいフィルムの技術力でフォローしつつ、バッチリのシューズが完成。
トラッカーキャップとワークシャツは流用できる丸いパッチを作ってキャップ専用プレスと大判プレスを使った圧着。
選択の堅牢度も高く、起毛素材にのパーカーに圧着してもウレタン製のいい糊を使っていますので洗い込んでも剥離の心配がありません。
市販のワッペンの中には中国製のいかにもヤバそうな糊を使ったものも多数ありますが、お客様の信頼が一番なので弊社では高くても良いモノを使うようにしています。
モチロン、キャップはOTTOのハイクラウン。
キャップはかぶったときのスタイルが重要ですし、Tシャツやスウェットにしても場面にちゃんと合うスタイルや系譜というものが存在するのでそのあたりを理解してのチョイスになります。
アパレル時代の知識量と信頼できるマニアックな先輩方が仲間にいますので、そのあたりの補完もバッチリです。
基本的に自分が着たりして気に入ったモノしかオススメしないので「よくわからない!」というお客様にもご安心いただけます。
今回デイトナ誌に掲載されているアイテム群の製作期間は3日しかなかったのですが、怒涛の勢いで制作完了!
短い期間でも対応できるのは全てを内製で制作できる強みだと自負しております!
デザインから加工、販売、接客まで全て外注せずに行っている業者というのはあまり聞いたことがありませんが
弊社ではプロのデザイナーとしてアパレルのメーカーさんにグラフィックやデザインを納品しているスタッフ(つまり私)が接客にあたりますので
安心して発注していただけます!
全て参考価格となっておりますが、内容によってはもっと下がることもありますのでお気軽にご相談下さい。
続きはまた後日!